次の日の朝。ドライバーのAdiさんが車で8時にお迎えに来てくれました。物静かで、明るい方で、車中のBGMなど、色々と気を使ってくれました。

途中の道は、山道で舗装されていなくて、ボコボコ。でも運転がよかったのか、途中酔うこともなく、山や湖の景色を満喫出来ました。

しかし、トイレ問題が。

途中、何度かAdiさんが車を止めて「ちょっと車の中で待ってて」と言って、トイレを確認しては「ここは汚いからダメ」の繰り返し。結局、彼の基準を満たしたトイレは、道中たったの一カ所。

次は食事の問題。

昼過ぎから、お腹が空いてきました。私は屋台でも何でもよかったのですが、Adiさんはなぜか綺麗なレストランじゃないといけないと思ってしまった様で。でもそういう所はその日全て休業で、結局、食事にはありつけず。

朝食、ホテルで食べておいてよかった…

何度も人に道を尋ね、迷いながら、やっとUttarkashiの更に北にあるNetalaのアシュラムに3時頃到着。

ピンク色のアシュラムの建物は、思っていたよりもずっと小さくて、何だかイメージと違っていました。

戸惑っている私を見て「ここで本当に一か月も大丈夫?このまま帰る?」とAdiさんに聞かれてしまいました。

「多分大丈夫だと思う」と答えて、お別れ。Adiさん、ありがとう。

アシュラムの受付らしき場所でアジア人のスタッフの男性がにこやかに迎えてくれました。

「お腹すいてる?」と訊かれて、まず食堂で、床に座って食事。体に良さそうな、やさしい味でした。

落ち着いたところで、再び受付の場所に戻って、登録手続きを完了。すると、女性のスタッフが部屋に案内してくれました。

暗い廊下を抜けて、ここがあなたの部屋ですよ、と通された二人部屋は、六畳位の狭い部屋。手作り風の二段ベッドと、テーブルと棚がそれぞれ一つ。

あまりにも質素な造りで、ウエブサイトで予め見ていた写真と全然違う!と愕然。

ここでルームメイトと1ケ月過ごせるのか?このままもう帰ろうかな、運転手のAdiさん、もう遠くに行っちゃったかな。どうしよう。

呆然と立ちすくんでいると、先に到着して二段ベッドの下段で休んでいた、私のルームメイトとなる女性が、話しかけてきました。上海出身とのこと。

「二段ベッドの上がいい?下がいい?」と聞かれました。

いや、今それより、このまま帰ろうか、どうしようか迷ってる、と言いたいのを我慢して「どっちでも好きな方選んで」と言うのがやっと。

結局私は上の段を使うことになり、それからの一ケ月をこの部屋で過ごすことになりました。