症状や、症状が続いている期間、患者さんの体質などによって、治療は異なってきます。
基本的な流れとしては、次の様になります:
診察
その1)質問票
初めて来た方には、大まかな状況を把握するために、まず問診票に記入していただきます。
今現在のことと、今までにかかった病気や怪我などを書いていただきます。
その2)お話し
今何がつらいのか、いつ頃からか、など詳しくお話しを聞きます。
その後、普段の生活のことを、色々と尋ねます。
症状とは関係ないないのでは、という質問もあるかと思いますが、どれも体質を理解するのに重要な事を尋ねます。
ちょうど探偵が犯人探しをする様に、根本にある問題探しをします。出来る範囲で答えていただければ結構です。
その3)触診+舌診
足や手にある経穴、お腹、そして手首の脈に触れ、舌を診ることで、今の体の状態を診ます。
治療
その1)診察で得られた情報を基に、治療に使うツボを選びます。
その2)鍼やお灸をし、脈、お腹、顔色、声の質などを随時チェックしながら、治療を進めていきます。
気持ちいい、リラックス出来る鍼やお灸を心がけています。
その3)ある程度、脈が整ったら、少しの余白を残して、治療を終えます。
余白を残すことで、身体が自分でよくなろうとする力を引き出します。
強い刺激の方が効くのでは、と思われがちですが、刺激を与えすぎると疲れがでてしまい、身体に負担がかかってしまいます。
治療の後
後日、再診される場合は、治療後の経過を尋ね、軌道調整をしながら治療をしていきます。